ゆとり未来創造館

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宇宙の技術災害に生かせるのか


【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は、宇宙で風船のように膨らんで飛行士が暮らす空間を作り出す「膨張型居住棟」の試験機を4月8日、国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げる。

 試験機を開発した米宇宙企業ビゲロー・エアロスペース社は将来的にホテルとしても活用できる民間宇宙ステーションを作る構想を持っており、その第一歩になる。

 試験機の外壁は、強度の高い合成繊維製。折りたたんだ状態で打ち上げられ、ISSに結合させて膨らませる。膨らむと直径3・2メートル、長さ4メートルになり、体積は折りたたまれた状態の4倍の16立方メートルになる。試験機では、温度変化が激しく強い放射線を浴びる宇宙空間での耐久性などをまず調べる。

 軽量でコンパクトな利点をいかし、NASAは将来の火星探査で活用することも検討している。 


こうした宇宙産業はいつの時代も最先端の技術を保持し続けている。たとえば食事の分野においても、この産業のリードがあったからこそ今のインスタント食品があるといっても過言ではない。 

今回の膨張型住居棟においても技術の確立、生産効率の向上コストダウンを経て、災害時の仮設住宅としてパッケージ化される未来が予想される。